
人事評価制度と教育は切っても切れない関係にあります。
人事評価制度の目的は、社員さんの能力を向上させることですので、教育が不可欠です。
ある程度の教育を行った上で、評価を実施しないと、社員さんの発揮可能な能力を超える成果を求める評価になりかねません。
教育制度は、人事評価制度を円滑に運用し、人材育成を図るサポート機能があります。
人事評価シート作成する段階で社員さんの能力向上に必要な項目が明確になります。
人事評価を行うことで、それらの能力がどれだけ不足しているかが把握できます。
その不足部分を教育でカバーすればよいのです。
人事評価制度と教育制度は、相互補完的な関係にあるのです。

教育と言っても、堅苦しく考える必要はありません。
- 営業マンに上司が同行する
- 仕事でうまくいったことをミーティングで取り上げる
- 業務に関係する資格の取得を奨励する … 等々
といった、普段の仕事の中でこなしていることで構わないのです。
ただ、これらの事柄は、部署や人によって、やったり、やらなかったりしますよね。
ですから、しっかりルールに落とし込んで、定例行事化します。
こういった日常のなにげない教育を仕組化することから、始めるのがいいと思います。
教育を長続きさせるコツです。