
会社の価値観や行動指針を表したのが経営理念と呼ばれるものです。会社の理想像と言ってもよいでしょう。
経営理念を実現するために、経営目標を設定して計画に具体化して、実行に移していきます。
でも、実際に動くのは、現場の社員さんですよね。
そこで、経営理念の実現や経営目標・計画の達成に必要な社員さんの資質を明確にした上で、人事評価制度に落とし込みます。

このプロセスをおろそかにすると、社員さんが、何をやったらいいのかわからず、会社の方針とはあらぬ方向に進んでしまうので、注意が必要です。
人事評価制度は、経営サイドからすると、運用さえ間違えなければ、経営課題を解決するのに有効な目標達成支援ツールになります。
一方、社員さんからすれば、身につける能力や重点的に取り組む業務がはっきりしますので、目的や結果を意識しながら、仕事に集中することができます。
もちろん、人事評価の結果は、給与や賞与といった処遇にきちんと反映させることが大切ですよね。